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豪勢な趣味

立ち読み二時間。古本屋さんごめんなさい・・・。でも最近の古本屋って進化している。明るいし、こざっぱりしてて、しかも立ち読みOK。親切すぎる!暇人な私にとってここは今やセカンドハウス状態だ。看板の横に小さく私の表札でも置いて欲しいくらいだ。この古本屋はさておき、私の趣味には怪しそうな古道具屋巡りというものがある。この怪しそうな、が重要なのである。乱雑に並べられたホコリっぽい家具や、意味不明な置物。手あかに汚れたレコードジャケット。起きているのか寝ているのか分からないような店主。ここは、私の求める要素を兼ね備えたユートピアだ。これ、本当に使えるのか、という胡散臭いモノが何万としたり、絶対に価値がありそうなものが数百円だったりと、私の微妙な乙女心?をくすぐる。そしてお楽しみはもう一つ。そこの店主と仲良くなって、くだらない話を延々としたり、(たまにお茶なんか出してくれる)値引き交渉したりする事。 
 おしゃれで、きれいで、マニュアル化された店が多くなっている昨今、私のような人間には少しそれが息苦しく感じる事も少なくは無い。確かに綺麗なお姉さんが働くお店もいいけれど、お金を使わないかもしれないようなただの通りすがりの客に、欠けたコーヒーカップで無造作にお茶をいれて出してくれる店主も素敵だ。
お茶を飲みながら、素性も分からないこんな小娘に自分のかわいい孫の話や、今畑で作っている野菜の話などをしてくれる。そういう時、時間は優しくゆっくり流れる。人間との繋がりってなんだかいいなあ、そう感じる。きっとこの人にも、いろんな歴史があって、これからも歴史を作っていくのだろう。その裏には想像だにしない苦労の日々があったのかもしれない。それでもこうしてお茶を飲む。きっと店内のほこりのせいだ。そういう時、私は少し涙が出そうになる。

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