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ココロの在り処

心というモノが有るとしたならば、それは非常に厄介だ。しかし、現実では人は心に悩む。悩むものは心だ。ある出来事に対して悩むのではない。そして、心というモノが、勝手に悲しかったり、切なかったり、嬉しかったり、そういうモノを認知して人を右往左往させる。
心の感覚で、私が一番苦手なものは、悲しい事では無く、傷つく事でもなく、心がザワザワする時だ。鼓動が速まり、手に汗をかき、体全体が震える。あの、ザワザワ感はどうしても慣れることが出来ない。そして、そのザワザワは唐突に、何の脈絡もなくやって来る。例えば、道端に落ちている子供の赤い手袋を見た時や、ふと、隣の家から漂うカレーの匂いを嗅いだ時。コンビニに行っておにぎりを選んでいる時など。寂しさとは違う、なんというか居ても立ってもいられない様な状態になるのだ。ここに居ては駄目だ、早く行かなければ、少し焦りに似ている。
そういえば、私はいつも焦っているのかもしれない。いつだって手の平に汗を握って、いつだって此処じゃない何処かに行きたいのかもしれない。ザワザワはこの心が窮屈な体の音なんだろうか。
時々胸を掻きむしる。心の在りかを探そうとする。いつまでたっても抜け出せない、心の皮を被った私自身をむき出しにしようと・・・。

 

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